ガードレール基礎とは?|坂内セメント工業所

防護柵を設置することによって、事故による走行車両と歩行者の被害を出来るだけ最小限に止めることができます。
目次
ガードレール基礎とは?
車両が走行中に道路から外れたり、車両の衝突によって歩行者の安全を害する恐れがあったりする場所に、車両用防護柵・転落防止柵(ガードレール、ガードパイプ、ボラード等)が設置されています。 防護柵を設置する際に使用するのが防護柵基礎で、その中でもガードレール設置の際に基礎となる部分を「ガードレール基礎」といいます。
ガードレール基礎をコンクリート二次製品(プレキャスト製品)にしたものが「自在R連続基礎」です。追突に対し連続した基礎全体で抵抗するため、高い安全性を有します。
現場打ちと比べて工期短縮になるため、災害時などの緊急安全対策が必要な場合にも採用されています。
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「ガードレール基礎」は「防護柵基礎」の種類の1つです。
防護柵には、ガードレールの他にもボラードやガードパイプなどがあり、それぞれを設置する際に築かれる基礎は「ボラード基礎」や「ガードパイプ基礎」などと呼ばれます。
ガードレール基礎の使用用途
車両用防護柵・転落防止柵(ガードレール等)は、車両が走行中に道路から外れたり、車両の衝突によって歩行者の安全を害する恐れがあったりする場所に設置されます。
防護柵基礎(ガードレール基礎)には下記のような使用用途があります。
- 車両の逸脱防止
- 歩道・通学路・未就学児のお散歩コースの安全確保
- 交差点部の安全確保
- 工事作業帯の安全確保
- 暫定供用箇所
しかし、埋設物があり防護柵を設置できない等、現場の様々な理由で設置を見送っているケースが多々みられます。そうした現場では、時に歩行者を巻き込む事故が発生しています。
これまで現場環境が理由で防護柵の設置ができなかった道路も、プレキャストガードレール基礎「自在R連続基礎」であればその問題を解決し、歩行者の安全を確保します。
ガードレール基礎「自在R連続基礎」の特長
ガードレール基礎「自在R連続基礎」は、個々のコンクリートブロックをボルト1本で連結することで連続基礎となります。
自転車のチェーンのように連なるプレキャスト連続基礎は道路のカーブに沿わせて自在な曲線に設置できます。
地中埋設式現場打ち基礎と比較した場合、コンクリート二次製品のために現場で生コンクリートを必要とせず、ボルト連結のみの簡単施工のため、地中埋設現場打ち基礎と比較すると供用開始までの期間を1/3程度まで短縮することが可能です。
また、自在R連続基礎は「防護柵の設置基準」「車両用防護柵標準設置仕様」、それぞれの設計手法に基づいて設計されています。そのため、埋設時、路面設置時、様々な場面において車両衝突時の安全を確保します。
坂内セメント工業所では、必要な時すぐにご提供できるよう、常時十分な在庫をご用意しています。
緊急安全対策が必要な場合も、弊社までお気軽にご相談ください。
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自在R連続基礎の特長①
直線からカーブへ自在に曲線対応
基礎ブロック同士を上下に組み合わせ、ボルト1本で連結することで連続基礎として構築します。
自転車のチェーンのように連なるプレキャスト連続基礎は自在に曲線を描きます。
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自在R連続基礎の特長②
簡単施工で大幅な工期短縮
基礎ブロックを設置し、ボルト連結のみで簡単に施工できます。
現場でコンクリートを必要とする工程が無いため、地中埋込式現場打ち基礎と比較すると供用開始までの期間を1/3まで短縮することが可能です。
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自在R連続基礎の特長③
車両衝突時の安全を確保
「防護柵の設置基準」と「車両用防護柵標準仕様」それぞれの設計手法に基づき設計された連続基礎で、埋設時、置き式時、様々な場面において車両衝突時の安全を確保します。
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自在R連続基礎の特長④
必要な時すぐに対応可能
緊急安全対策、豪雨災害による道路陥落時などの急な安全対策が必要な場合にも対応可能な生産・供給体制を構築しています。
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自在R連続基礎の特長⑤
多種多様な規格であらゆる現場に対応
交差点や路肩に特化したタイプ、高規格道路対応など、様々な規格をご用意しています。
ガードレール基礎「自在R連続基礎」の施工事例
case
01
高速道路改修工事に伴う迂回路設置(福島県二本松市)
高速道路の改修工事に伴い迂回路を設置するため、当初はH鋼の設置が考えられていましたが、高速道路ではS・B種対応の防護柵が必要なため、改めて「自在R連続基礎H型」で検討されました。
検討の結果、自在R連続基礎H型では大きすぎるため、それより小型である「自在R連続基礎N型」が望ましい、ということで採用をいただきました。
発 注:NEXCO東日本
納入現場:福島県二本松市
納入製品:自在R連続基礎N型
施工延長:約740m(上線 約370m・下線 約370m)

case
02
防波堤上の道路安全対策(岩手県釜石市)
防波堤完成後に防波堤上の道路の安全対策として防護柵の設置が決定しましたが、防波堤自体の強度を保つために掘削が不可能で、ガードレール土中埋設が出来ず、置き式での対応となりました。H鋼か自在R連続基礎の設置が検討されましたが、両者を比較したときに「安全性能が高い」ことを評価され「自在R連続基礎」が採用されました。
発 注:岩手県
納入現場:岩手県釜石市
納入製品:自在R連続基礎B型
施工延長:119m
