カーボンニュートラルへの取り組みについて ~第1弾~|坂内セメント工業所

創業100周年、これからの私たちの使命
2020年10月、政府は地球規模の課題である気候変動問題の解決に向け、2050年までに温室効果ガス(GHG)の排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。
カーボンニュートラル達成のためにはサプライチェーン(原材料ー製造ー流通ー販売)で取り組むことが大切です。商品提供に関わる一連の企業がそれぞれ、“温室効果ガスの排出量の削減”と“吸収作用の保全及び強化”に対してどのように取り組んでいくかが重要となります。
坂内セメント工業所は、2023年5月1日に創業100周年を迎えたのを機にカーボンニュートラルに向けていくつかの取り組みを始めています。
そのひとつとして、曾澤高圧コンクリート株式会社が提唱する『aNET ZEROイニシアティブ』を共に推進することに合意し、協定を締結致しました。
『aNET ZEROイニシアティブ』とは
同じ志を持って集まった国内の主要コンクリートメーカーが、同じ方向を向き一丸となってセメント由来のCO₂削減に取り組み、コンクリート業界を先導し更に巻き込んでいこう、という脱炭素の加速化運動です。
将来の温室効果ガス発生量を大きく削減できる自己治癒コンクリートの量産化などをテコに、温室効果ガスのサプライチェーン排出量を2035年までに実質ゼロにすることを取締役会で決議した會澤高圧コンクリート株式会社が、同じような“期限付きネットゼロ運動”を業界全体に広げることを目指して2022年1月に提唱しました。
コミットメントロゴについて

“コミットメント”は日本語に言い換えると、「責任のある約束」「責任を持って引き受ける」という意味で多く使われています。
コミットメントロゴは、これからも逓増して行くコンクリートの生産量(白い帯)と脱炭素系技術の束によって増やしていく温室効果ガス(GHG)削減量(青い帯)を表現し、二つの曲線の交点がNET ZEROを表しています。
協定締結各社はロゴに、それぞれが決めたネットゼロの達成期限を明らかにすると共に、目標達成への想いや創業の地の象徴などをデザインしています。
坂内セメント工業所は、創業120周年にあたる「2043年」をネットゼロ達成期限として設定しました。120周年をひとつの区切りと考え、ネットゼロの達成を目指します。
デザインには、会津地方のシンボルである会津若松城(鶴ヶ城)と会津を守るため命を懸けて戦った會津藩士の象徴である白虎隊のシルエットをモチーフに、その精神にのっとりカーボンニュートラルに向けた取り組み(戦い)により、美しい自然を守り後世に引き継ぎたいとの強い願いを込めています。
メディア掲載
週刊ブロック通信(令和5年4月17日)に掲載されました。>> ブロック通信を見る(PDF)
関連リンク
- aNET ZEROイニシアティブ プレスリリース >> 曾澤高圧コンクリート株式会社HPへ
- 脱炭素経営プラットフォーム | aNET ZERO >> コンクリート版 脱炭素経営プラットフォームへ
今後も順次取り組みについてお知らせしていきます。
お楽しみに!